世田谷区 補助52号線 本当に必要⁈

子供の健やか成長を想像しながら世田谷区に住宅購入。そして70年前の道路計画が動き出した。ワーママのまさか⁈見たまま感じたまま。

道路が延焼防止になるのか

第四次事業計画にある計画道路推進は、2012年に東京都がまとめた木密住宅不燃化計画の実施を前面に押し出して加速しています。

 
この不燃化計画、東京都の木造住宅密集地では喫緊の課題であることは理解できますが、道路が火災の際の延焼遮断帯になるという理屈は科学的には効果が低いとされているようです。地震による火災で大きな被害のあった阪神淡路大震災。被害の大きかった地区の検証と同時に、火災が少なかった地域も分析してみるべきです。火災被害が少なかった、その理由は延焼遮断帯となる道路があったから、ではなく耐震、耐火性に優れた住宅が多かったから、ではないでしょうか。

住民が望んでいない道路を新たに作りに莫大な税金を投入するよりも、耐震、耐火性に優れた住宅への建て替えの補助金を捻出する方がより防災効果があり、住民の満足度も上がるでしょう。
 
道路ありきではなく、住民の要望を汲んだ案を出す知恵を絞って欲しいものです、東京都も世田谷区も。